二級建築士試験 製図試験の独学での勉強のコツとおすすめの問題集・参考書

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初めての製図試験の勉強、一体どこから手を付けていいかわかりませんでした。

道具を揃えるのと同時にとりあえず問題集を購入しました。

独学なので全て手探りです。

まずは模範解答を写してみる

最初に買った問題集は市販されている総合資格学院のものでした。

製図試験に必要な道具や、製図の基本、製図試験において守るべき法規などが書かれています。

平面図・矩計図・立面図の詳細な製図手順を紹介されてありますので、勉強になります。

付録としてその年の試験課題についての説明と予想問題がついています。

一番最初に書いた図面もその予想問題の解答図面でした。

製図の手順を確認する為、本を確認しながら少しずつ描き進めました。

最初に1階・2階の平面図から取り掛かりました。

壁と柱、開口部を描くだけでも随分苦労した記憶があります。

床伏図は詳細手順も掲載されていなかったので何が何だかよくわからずにとにかく描き写しました。

立面図・断面図は1階の床の高さ、2階の床の高さ、軒の高さ、最高の高さ等の確認に苦労しました。
窓のサイズだけでも悩んでしまいます。

部分詳細図も手探り状態です。

そして、図面全体に描きこむ寸法や文字すらもなかなかきれいに描けず困りました。

「これは大変な試験かもしれない」

やっと気がついた時には製図試験本番まで2か月をきっていたのでした。

合格するためにどこから手をつければいいのかイメージできません。

ネットを見ても問題集を読んでも、製図試験は時間との戦いで、いかに早く製図するかが重要と書いてあります。

確かに最初に書いた一枚はあれこれ確認しながら書いたので何時間かかったのかわからないくらい時間がかかりました。

初めに思ったのは、とにかく製図の枚数をこなす事と、早く描く練習をしようということでした。

早く描けるようになろう

「早く描ける事」今になって思っても、これは非常に重要なことだと思います。

作図スピードを上げる為に作図が早くなるという本を購入し見様見真似でやってみることにしました。

この本の課題にある小さい平面図を3分程度で書く練習は携帯のストップウォッチを使って繰り返しやりました。

特に開口部の作図方法の基本を学べるのでおすすめです。

本当はA2サイズの製図板を使って練習したかったのですが、あんな大きなものを使ってどこでも練習できるわけはありません。

エクセルでマス目をつくってA3やA4用紙に印刷し、バインダーにはさんでフリーハンドで書く事にしました。

この練習で、試験で求められる木造の平面図を書く手法の「基礎」が何となくつかめたと思います。

※最初の受験の時は以前ご紹介したA3サイズの製図板を購入していなかったので、フリーハンドで練習していたのです。

↓この記事の一番最後にご紹介した道具です

製図試験を受けるには自分自身の技術的な準備はもちろんですが、試験で使用する道具の段取りも非常に重要だと思います。 どの道具がいいか、あ...

とにかく一本でも多く線を引くことが合格への近道になります。

平行定規と三角定規で本番の試験のように線を引くことが一番の練習法ですが、いつでも平行定規が身近にある人は少ないと思います。

製図板をセットしたり片付けたりするのがめんどくさいと、それだけで製図の勉強をする気持ちがうせてしまいがちです。

コピー用紙にフリーハンドでもかまわないと思います。5分でも10分でも、少しくらいやっても無駄だと思わずに、少しでも書いた方が良いと思います。

床伏図はどうやって描くの?

早く描けるようになるのと同時に、総合資格学院の問題集には載っていない、床伏図の描き方の詳細を調べる必要がありました。

そこでもう一方の大手資格学校 日建学院の問題集を購入しました。

やっぱり多少の出費は必要です。

日建学院の問題集には床伏図の作図手順が詳しく描かれています。

ひと通り目を通して、何となくはわかりましたが、あまり細かく突き詰めない方が時間を有効に使えるかなと思い、基本的な部分のみ覚える事にしました。

なぜこの梁はこのサイズになっているのか、理解して描かないと訳が分からなくなります。と偉そうにしていますが、恥ずかしながら、合格した今でもきちんと認識できていない部分もあります。

床伏図をまとめるポイントは平面図のプランをなるべくシンプルにする事、梁のサイズを迷ったら1ランク大きい梁にする事だと思います。

ただし、梁のサイズをあげるとそれを受ける梁や胴差のサイズも変更しなけれなりませんので注意が必要です。
また、部分詳細で2階床部分を含む部分が指示された場合(平成29年はそうでした)は断面によっては詳細図の胴差のサイズにも反映させる必要が出てきますので梁のサイズを大きくしすぎるのは禁物です。

とにかく本番の試験では迷ったり、悩んだりし出すと平常時とは違って非常に混乱します。
シンプル第一です。

エスキースについて

しばらくの間は予想問題を時間をかけて読み込んでから、セットになっている解答の模写をするという勉強をつづけました。

実は1回目の製図試験挑戦時の勉強はこのあたりまででした。

試験勉強する時間が短くて、形(表面)ばかり追いかけて、中身まではたどり着けなかったような気がします。

2回目の試験勉強では、予想問題から自分なりの解答図面を書く作業に挑戦しました。

思い起こせば、最初の製図試験の時は模写練習の段階で試験日を迎え、自分なりの解答にチャレンジする時間がほとんどないまま試験に臨んだ感じでした。

解答を見ないで、いざ製図しようとすると、いきなりエスキースが思うようにできません。

敷地に対してどれだけスペースを空けて建物を配置すればいいのか、最初1歩から悩みます。

これはヤバイと思い、すぐにエスキースの参考書を買いに走りました。

この本を参考にエスキースもあらためて再確認していきました。

エスキースの事ばかりではなく、製図試験に関する事がひと通り書いてあります。

敷地に対して何マスのスペースを設けるか、部屋の配置はどうするか等、基本を再確認すると今まで模写していた模範解答の図面を見る目も少し変わってくると思います。

自分は、2年目になり少しだけですが製図の事がわかり始めてから読んだので、余計になるほどぉと思うことばかりでした。

最期のまとめに読んで参考になった問題集

この本は試験前、最後に購入したものですが、内容がシンプルにまとめられていて読みやすく、いろんな情報を頭の中で整理できたように思います。

特に「エスキースの時は、家具・設備・外構など要求されているすべてを描き込む事」「作図の時に考える必要が無いようにする事」

という部分は今さらですが、深く納得しました。

本番では描きながら考えてしまう場面もありましたが、やはり考えながら作図すると非常にロスが大きくなります。

試験前に再確認せず、描きながら調整しようと油断していたら、不合格になっていたかもしれません。

市販の問題集・参考書は組み合わせて勉強する

市販されている資格学校の問題集はとてもよくできていて参考になります。

ただし、詳細に試験対策を学ぶには授業料を払って学校に行くことが前提になっていると思います。

ネットでちらっと見ると、実際に授業で使うテキストの情報量はすごいらしいです。
考えてみれば当たり前です。

でも、市販の問題集にでたらめや嘘が書いてあるわけではありません。
きっちり使える情報が書いてあります。

自分なりに必要な部分を組み合わせて、消化していけばいいのです。

買っては調べ、またわからない部分が出来て買っては調べ、の繰り返しになるかもしれません。しかし、時間と労力はかかっても、自分で探して、理解したものはしっかり身についていくと思います。

悩んで参考書を調べているときは、激安で勉強させてもらっていると思えば少しは気が晴れます。

大丈夫です。

独学でも合格というゴールにはたどり着けます。

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