製図試験を独学、悩んだ末に発見した正しい製図の表現法

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独学で取り組んだ製図試験の対策には、当然、市販の問題集・参考書をメインに使用しました。

それぞれよくつくられていて、非常に助かりましたが、あっちを見てこっちを見てしているうちに、考える要素が多すぎて、混乱する時もありました。

基本は同じなんですが、微妙に表現方法が違っていたりするのです。

どうやって描けば合格するんだろう?

「そんなに深く考えないで、とにかく描けばいいんだよ。」

と、自分を励ましたいところですが、ついつい考え込んでしまいます。

合格したいと強く思うからこそ、余計に悩んでしまうのです。

そして、何をどのように描けばいいのか、正解がよくわからなくなります。

製図試験の過去問と解答例

そんな悩みに襲われているなか、ある日、建築技術教育普及センターが発表している過去の製図試験問題と解答例をチェックしていました。

何かの役に立つかもと思って、念のため印刷しておいたのです。

ここで過去3年分の製図試験の問題と解答が入手できます。

解答例をながめながら、ふと、試験を採点する側が出している情報が合格する図面への一番の近道かもしれないなぁ。と思ったのです。

一人で取り組みながら、どうやって描けばいいのか迷ってしまうと、独学なんて無理で、資格学校に通わなければ合格することができないのではないか?とさえ思ってしまいます。

何が正解がわからなくなってしまいました。

しかし、試験を実施している側が出している解答例をきっちり読み込めば、書くべきもの、不要なもの、試験本番で描くべき図面の密度も把握できます。

これをきちんとおさえれば、かなり合格に近づくと思います。

盲点だった製図試験の過去問

学科試験では過去問にこだわって勉強しましたが、製図に関して、自分はそれほど過去の解答を気にしていませんでした。

しかし、実は描くべきものの答えがそこにあったのです。

例えば、

寸法線は何を伝えるためにどれくらい描くべきなのか?

火打ち材はどれくらい入れるのが正しいのか?

断面図の切断位置の表現方法は?

など、正しい参考例が発表されているのです。

100%同じように表現することは出来なくても、きちんと得点するための道標になります。

ただし、気をつけなければならないのは、製図の勉強をせずにいきなり解答例を見ても、それが持つ意味がしっかり分からないということです。

やはり、自分なりに時間をかけて取り組み、悩みながら進んで、初めて見えてくる事があるように思うのです。

空を飛んでゴールにたどり着きたいところですが、やはりそれはありえないと思います。

一歩ずつ歩いていかなければなりません。

遠回りするか近道を行くかは人それぞれです。

最短距離を行くにはコスト(授業料)がかかると思います。

コストをかけたくない方は少し遠回りになるかもしれません。

でも、ゴールにはたどり着けます。

大きな喜びが待っています。

つらい事も多いかもしれませんが、ぜひ、あきらめずに取り組み続けていただきたいです。

たかが二級建築士、されど二級建築士と思います。

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