二級建築士。
一級建築士と比較されると肩身の狭い資格。
でも、何もないよりいいじゃないか!と少しだけ声を大にして言いたい…ような気がする。
そんな二級建築士の資格を独学で取得しました。
目次
合格した!
平成29年12月7日、二級建築士の合格発表がありました。
過去に何度か二級建築士試験を受験していましたが、やっとのことで平成28年に学科試験合格。
引き続き、設計製図の試験を受けましたが、初年度は残念ながら不合格でした。
次の年、2回目になる製図試験を受けましたが、結果は思わしくなく
「今年もまたダメかぁ」と思っていました。
発表当日は完全あきらめモードで、ネットで合否を確認することもなく、残念な結果の通知ハガキが来るのを待っていました。
12月8日、帰宅するとハガキが届いていたので、ランクは何で落ちたのかな?と思いながら開封するとなんと合格!
思わず万歳をしてしまいました。
オジサンになってから一念発起して試験勉強に独学で取り組み、二級建築士に何とか合格することができたのです。
独学でも合格できるんです。
二級建築士って価値がある?
二級建築士の資格を取っても何の役にも立たないと言われがちです。
少し勉強すれば簡単に合格するという方もたくさんいます。
実際にささっと資格を取得してしまう人は大勢いるでしょう。
意味のない資格というのは事実かもしれません。
しかし、何度も不合格になって悲しい思いをしている人、資格取得をあきらめてしまった人、苦労の末やっと合格して大きな喜びを味わった人、二級建築士でなければできない業務に就いている人が大勢いるのも事実だと思います。
学科試験も製図試験も不合格を経験している自分は、合格した時は思っていた以上に嬉しかったです。
資格が役に立つかどうかはこれからの自分次第ですし、時間が経ってみないと判断できないところもあります。
でも資格取得で、ささやかながら一歩前進した気持ちになります。
自分は目標を達成したという喜びを味わえます。
日々の仕事に追われ、その喜びもやがて薄れていくかもしれません。
でも、もしそうなったら次の喜びを探すようにしたいとさえ思えるようになりました。
苦労して得た喜びは大きいと思います。
出来ればまた同じような喜びを味わってみたいと思います。
そんな想いになれる試験への挑戦・資格の取得は価値のあるものではないでしょうか。
学校には通うべきか?
結論を言うと、すぐにでも確実に資格を取得しなければならない人、お金に余裕がある人は資格の学校に通った方が良いです。
でも、それ以外の人は独学でも「やる気」があれば大丈夫です。
もう手遅れだと思った時が手遅れです。
あきらめた時が挑戦の終わりです。
資格取得を目指している方は是非、あきらめずに頑張っていただきたいです。
少しずつでも勉強すれば、一歩ずつ合格は近づきます。
僭越ですが、少しでも合格を目指す方の力になれればと思いながら、自分の経験、勉強する上で発見したことなどをこちらでご紹介していこうと思います。
無資格からの脱却
自分はもう随分長く建築関係の仕事をしています。
しかし業務上、建築士の資格は無くてはならないものではありません。
でも、せっかく指定の学科を卒業したのだからと、試しに二級建築士の試験を受けたこともありましたが、学科試験すら合格できませんでした。
無くてもそれほど困らないものだから、試験に取り組む気持ちに甘えがあったと思います。
月日は流れ、ふと自分を振り返った時、無資格な自分に、あらためて気が付きました。
「このままでは無資格なままこの仕事を続け、無資格なままで社会人人生が終わってしまう。」
と思ったのです。
そして久しぶりに二級建築士の試験に申し込みをしました。
カッコつけて試験に申し込みましたが、すぐに合格したわけではありません。
やっぱり根が不真面目なので、その後、2回も学科で落ちています。
しかし、平成28年の受験時はなぜか
「どうせ試験を受けるんだし、いつもより少しは真剣に勉強しようかなぁ」
と思ったのです。
そして、過去にやったやり方ではまた落ちると思い、自分なりにちょっと作戦を練ることにしました。
自分でも恥ずかしくなるほどの、何を今さら感です。
でも、その後、実際に学科試験に合格したということは、その作戦が功を奏したと思います。
多くの方にとっては当たり前の作戦かもしれませんが、個人的には大きな発想の転換でした。
↓発想の転換についての記事はこちらです。