恥ずかしい点数で何度も不合格になっていた自分が、ついに学科試験合格しました。
しかも独学で。
どのような過程を経て、学科試験合格にたどり着いたのか?振り返ってご紹介します。
目次
スケジュール表をつくってみる
受験の申し込みはしたものの、勉強は手につかず、さぼってばかりの日々が続いていました。
せいぜい「法令集にマーキング」をした程度です。
が、ある日、このままではまた学科試験に落ちてしまうと思いました。
「いい加減そろそろ合格しないとマズイかも。真面目に作戦を考えよう。」
まずは冷静に現状を把握する為、カウントダウン日程表を作りました。
↓これが実物です。何の変哲もありません。
日付と残り日数、勉強したかどうかをチェックする為のマスのみというシンプルな表です。
仕上げ期間として最期1週間を除き、残り日数を、4教科あるので4ブロックに均等に色分けしています。
エクセルで適当に作った表ですが、客観的に残り日数を把握できるのでなかなか役に立ったと思います。
今日までに本当は「計画」を終わらせていないとならない日程だなぁとか、もっぱら反省に使用しましたが…。
ちなみに表を作ったのは3月下旬です。
残り101日目からスタートしていました。
残りが101日間とわかった時点できちんと順序だてて全科目を学習する時間がないと思ったので、思い切って過去問を解くだけに集中しました。
そして、これが功を奏したのです。
今さらですが、過去問中心に勉強
きっと皆さん実践されていて、当たり前の方法と思います。
過去問を繰り返しやって憶えるという勉強方法が、試験に合格するために最も確実な方法のひとつだったんだとようやく気が付くのです。
学科試験の勉強は多くの方が言っているようにひたすら過去問を解いていくことがとても重要です。
自分は学生時代の受験を含めて、過去問だけを一生懸命に解いたことが無かったように思います。
イチから細かく学習して試験問題に挑まないといけないと思い込んでいたのです。
しっかりと成り立ちを理解していないとダメだと思い込んでいたのです。
そうじゃないと物事を理解したことにならないと決めつけていたのです。
そして、みんなそうやっているはずだと。
まじめすぎでした。身のほど知らずです。
でも、結構真面目に考えすぎて失敗している人、多いのではないでしょうか。
自分で作った残り日数表をみると学科試験までの残り時間は限られています。
もう思い切って問題を読んで、答えを覚えるだけに集中してみよう。
不合格でもしょうがない。
チラッと合格者の話を調べてみると過去問、過去問と書いてあるし、もしかしたら効果があるかもしれない。
成り立ちではなく結果のみを追いかけてみることにしたのです。
今までやったことのなかった、ただ試験に受かるための勉強です。
空き時間を利用してとにかく数をこなすことに集中しました。
10年分の過去問に取り組む
まずは問題集の入手です。
あまりお金をかけられなかったので、直近の数年分はホームページからダウンロード、それ以前のものを古本で1冊用意しました。
二級建築士の学科試験問題集は7年単位で区切られたものが多かったように思います。
10年分の過去問を揃えました。
内容をあまり理解できないいまま、答えのみを憶えていくという作業に戸惑いを憶えましたが、発想を変えないとまた不合格だ。と自分を奮い立たせて空き時間を見つけてはひたすら問題をこなしました。
とは言いながらも、構造の計算問題は思い切って後回し、法規の問題も法令集を引きながらの確認がめんどくさくて後回し、といっただらしない状況でした。