製図試験で役立つかも?ちょっとしたワザ

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自分なりに製図試験対策に取り組んできましたが、作図する上でこのやり方は役に立ったかもと思うものをご紹介します。

今までご紹介した参考書などに書いてある事と比べると些細なテクニックですが、ご参考までに。

平面図の間仕切の幅を簡単に出す方法

慣れてくれば感覚で幅を決められるので、それほど必要のない作業ですが、間仕切りの幅(300mm)を簡単に出す方法です。

自分はこのやり方で目安を出した方が、幅のバランスの良い間仕切りを描くことができたと思います。

以前ご紹介したVANCOの三角スケールを使用します。

↓こちらの記事の定規の項目でご紹介しています。

製図試験を受けるには自分自身の技術的な準備はもちろんですが、試験で使用する道具の段取りも非常に重要だと思います。 どの道具がいいか、あ...

テンプレート部の1.5mmの四角の中心線を図面のグリッド線に合わせて、ちょんちょんと1.5mmの線幅を出してあげます。

すると間仕切の幅のガイドになります。

結構精度よく中心線(グリッド線)から0.75mmづつ振り分けられると思います。

最初に間仕切1本分だけでも出してあげれば、その幅が目安になるので、その後の作図が楽になります。

あくまでもガイドラインとして一か所だけです。何か所もやろうとすると時間ばかりかかるのでやめましょう。

線を右から左に引いてみる

自分が一番早いと思った平面図の作図法は、

①エスキースに基づき、薄線で間仕切りの下書きをした後、

②窓や入り口などの開口部の中心線を引き

③両サイドの柱(線の止まりになる)を描き、

④その後、まとめて直線を引き、間仕切りを書き上げる方法です。

その際、横方向の線は右から左へ引いた方が始点と終点がわかりやすいです。

描き始めと終わりが見えないと線と線がきちんと閉じない事がよくあります。

通常と逆方向(右から左)に線を引くと図面が汚れやすくなる欠点はありますが、始点と終点が見えるので、しっかり線がつながった方が良いです。

※ただし、右利きの人を基準に考えているので、左利きの場合は逆になると思います。

三角定規の使い方

正式な製図の作法としては、三角定規を逆手に持ち、下から上へ線を引くようになっています。

資格学校でもそのように習うのでしょうか?

自分は三角定規を普通にあてて普通に上から下へ線を引いた方がやり易いと思います。

これも図面が汚れやすくなるとは思いますが、慣れ親しんだ線の引き方の方が精神衛生的にもいいです。

図面の汚れは多少の減点にはなるでしょうが、それ以外の要素の方が合否に大きくかかわってくると思いますので、それほど気にしなくていいのではないかと思います。

いずれのやり方も正しい作図法ではないかもしれませんが、実際に試験を受ける場合は少しでもスムーズに、早く描く技術がとても重要だと思います。

また、本番の試験中は緊張やストレスをできる限り取り除いた方が良いです。

ああしなきゃ、こうしなきゃと焦らないように普段から図面を描きやすい方法や、自分なりに安心できるやり方を決めてしまった方が良いと思います。

こうすればきっと大丈夫だという安心感が、気持ちに余裕を作り、本番の試験で普段の練習通りの表現ができると思います。

ほんの些細なテクニックですが、少しでも合格に近づくお手伝いになればと思います。

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